ブラスの祭典(2)



ブラスの祭典(2)
ブラスの祭典(2)

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:オリンピック・ファンファーレ&テーマ(J.ウィリアムズ/小長谷宗一編), 2つの交響的断章(ネリベル), プレリュード,フーガとリフス~ソロ・クラリネットとジャズ・アンサンブルのための(バーンスタイン), 歌劇「ローエングリン」~エルザの大聖堂への行列(ワーグナー/カイエ編), 交響詩「ローマの祭り」(レスピーギ/森田一浩編), ロンドンデリーの歌~アイルランド,デリー州の調べ(グレインジャー) ※〈CDエクストラ〉内容:星条旗よ永遠なれ(スーザ)(ライヴ),
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何というはちきれんばかりの若々しさと集中力! オーケストラ全員が、これほど高い士気を持って、熱く引き締まった音楽を奏でることは滅多にないことだ。この圧倒的な表現力は、普通のオーケストラと吹奏楽の壁をあっさり乗り越えるだけの破壊力を持っている。たとえば、バーンスタインの名作「プレリュード、フーガ&リフス」の躍動感から、ワーグナーの『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」の感動的な息の長さ、そしてレスピーギ『ローマの祭り』の巨大性への見事なコントラストを聴いていると、何よりも彼らの音楽家としての真摯さ、そして愛に打たれずにはいられない。
人気絶好調の佐渡&シエナの音楽の、これほどの抗し難い吸引力の秘密は何だろう? 個人個人の音色の美しさ、表現力の多彩さもさることながら、おそらくそれは、全体のアンサンブルのリズムの脈動感にあるのではないか。この脈動感は、"生命力"と"連帯"をイメージさせる。それは、現代の日本の音楽シーンにおいて、もしかすると最も欠けているかもしれない、貴重なものではないだろうか?
最後を締めくくる「ロンドンデリーの歌」のしみじみとした抒情には、目頭が熱くなるほどの歌がある。この1枚に浸りきって聴き終える頃には、誰もがきっと佐渡&シエナのファンになり、そして吹奏楽のいろんな名曲をもっと聴きたい、という気持ちに駆られるのではないだろうか?(林田直樹)




今更ながら圧倒される

なんと言っても最初のオリムピック・ファンファーレで圧倒される。LAの青空、ロケットマンの勇姿が目に浮かんでくる。迫力満点の演奏だ。
レスピーギのローマの祭りの素晴らしい。ウインド・オーケストラの真骨頂と言えるだろう。
文句なしにわくわくさせてくれるアルバムだ。
自然に聴いてます

吹奏楽だの、オーケストラだの、そんなことをいう必要ないでしょう?
ここにあるのは音楽です。佐渡裕の音楽です。
それ以上でも、それ以下でもない。それをどう聴くかはその人次第。
この人(佐渡裕)のやろうとしていることは、そういう事だと思えてくるのです。この人のやっていることは、すごく簡単だけどすごく難しく、すごく崇高だけどすごく身近で、すごく情熱的ですごく冷静なもののように思えます。そんなことを感じさせるCDです。
音楽って、たかが音楽されど音楽という存在で、だから素敵な存在なのです。そんなことを感じさせるのが佐渡裕で、その一枚がこのCDだと思ってます。
なんか薀蓄だとか理屈だとか語りたいんだったら語ってもいいと思うけど、そんなことってどうでもいいよねなんて思えてくるのがこの人の音楽だと思います。
あんまりいません、こんな音楽家。この人がいると思うだけで、音楽とは縁遠い生活してても、なんか元気出てきます。私にとってはそんなCDです。
従来の吹奏楽CDを超えた愛すべき作品集

これまでも、吹奏楽のためのCDは発売されている。
しかし、主旨がコンクールのためのお手本だったり、教育音楽の一環としての脱皮が図れない、また何よりも吹奏楽人口が多いのに反比例してプロのCD作品が少なすぎるといった様々な問題がある。

この「ブラスの祭典(2)」には驚かされるばかりであった。
私自身、吹奏楽に長く親しんでいたわけではないが、特に吹奏楽の弱点として、各楽器本来の表現力を発揮出来ない楽曲が多いのではないか、という印象が強いのだ。

しかし、このCDには、個々の演奏技術の高さ、最高水準の芸術性があった。
内容は吹奏楽作品と、管弦楽曲からの編曲版が半々であるが、
冒頭の「オリンピック・ファンファーレ」の切れの良さから、
終曲の「ロンドンデリーの調べ」は、管楽器にしか出来ない美しいコラールが展開される。

圧巻は、「ローマの祭り」。
吹奏楽コンクール等では制限時間もあり抜粋でしか聴くことが出来ない。しかし、この演奏では全曲取り上げられており、「十月祭」になくてはならない楽器のリュートも登場する。指揮者自らが管弦楽では多く演奏しているだろうが、始まりのチルチェンセスから最後の公現祭まで、迫力満点の洗練された演奏が展開される。

各コンクール入選者等、実力家の揃った集団の演奏をCDで聴けることは、吹奏楽に親しむ小中学生から、作曲、編曲者等、あらゆる音楽関係者にとって朗報だろう。

ここまでやるなら、例えば「A.リード全曲集」なども企画して欲しい気持ちもあるが、それはこの佐渡裕氏と’シエナ・ウィンド・オーケストラ’が許さないだろうと、1ファンとしては残念であるがそれもやむなし、である。
大昔、8年ほど吹奏楽をしていた頃を思い起こし懐かしく聴きました

まず、シエナ・ウインド・オーケストラの技術水準に感心しました。とても歯切れが良く、明るい音色に好感を持ちました。佐渡裕特有の大きな音楽の捉え方や、音楽のうねりを至る所に感じ、たっぷりとした演奏に仕上がっていました。
パートバランスも、しっかりしていますし、とてもよく鳴っています。ウインド・オーケストラ特有の部厚い密集和音は、音楽が進むにつれ万華鏡のように変化していきます。若さ溢れる演奏者集団ですので、佐渡裕のめざす音楽性ととても相性が良い感じがしました。

ラストの「ロンドンデリーの歌」が一番心に残りました。
ピアニストとしても活躍したグレインジャーの編曲が本当にとても良かったですね。金管パートの温かい響き、中間部の木管パートだけで演奏される部分の透明感と、各パートの音色の違いなど、シエナの特徴が如何なく発揮されていました。管楽器特有の部厚い密集音のハーモニーが懐かしい響きを思い起こさせました。感情の高ぶりを抑えた佐渡のタクトにシエナがよく付いていっています。
「ロンドンデリーの歌」のライナーノーツでは「戦いのために家を出ていってしまった息子をしのぶ」という内容のアイルランド民謡だったということを今回始めて知りました。この元曲の持つ暖かさと寂しさはそこから由来しているのですね。

冒頭の1984年ロサンゼルスの「オリンピック・ファンファーレ&テーマ」も懐かしく聴きました。ジョン・ウィリアムズの特徴が良く出ており、今でも好きな曲です。スターウォーズやETの映画音楽を彷彿とさせる部分もあり、当代一のスケール感を表わせる作曲家だと思います。

他の有名な曲のどれをとっても吹奏楽をやるものにとってはお手本のような演奏ですし、とても丁寧に演奏されていました。
限界が見えすぎて残念。

オリンピック〜ネリベルまではそこそこ聴けるのですが・・・
ローエングリンはヘナヘナ、ローマはペナペナ。
SPの前がお祭り騒ぎにならない「祭り」なんて御免です。



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